え?そうなの?!なかなか聞けない歯科の疑問

細かく繊細な歯科診療

歯科診療は口の中で器具を使って、しかも細かい作業をします。口の中は暗いため、ほんの少しのライトの位置のズレも治療の進行に大きく影響します。そんな環境の中、虫歯になっている部分を削ったり、エナメル質、象牙質よりも進行して歯の根まで進行した虫歯は、さらに歯の中、深い位置にある根の中の治療、洗浄をします。歯の根管の数は人や場所によって様々で大臼歯になると3本や4本と複数の場合が多く、1本ずつ根管のおそうじをしたり形を整えるので、炎症の進行状況によりますが、前歯の根の治療よりも時間や回数がかかることが多いです。歯科治療自体が細かく繊細なものと言えますが、歯の根まで進んだ虫歯や炎症の治療はその典型の1つと言えるでしょう。

それでもすぐに抜かない理由

歯科診療の視点で記述しましたが患者側の視点はどうでしょうか。何回も通院が必要になり手間がかかるし、治療を始めてから時々痛みが出るケースもあるので、患者側の状況にもよりますが、抜歯をしてほしい思う場合もあります。虫歯や炎症が進行してほとんど歯が残っていない場合などはすぐ抜歯をすることもありますが、根の治療になるケースが多いのはなぜでしょうか。

それは、歯を抜くとその抜いた部分に入れ歯を入れたりブリッジを入れて抜いた場所を補うのですが、周りの歯の支えも必要になり負担になっていくこと、入れ歯の場合は慣れるのに個人差があること、などが挙げられます。インプラント治療という選択肢もあるのですが、もともと生えている歯の機能にはかないません。抜いてしまうと元に戻すことや後戻りができないので、患者側の生活や都合により抜くケースもありますが、歯の保存を選択する歯科医師が多いのが現状です。

根管治療とは、虫歯が進行するなどして、神経にまで達し痛む場合、神経や細菌を取り除き消毒する歯科の治療方法です。時間をかけて消毒しないと再度炎症などを起こす可能性があります。